FANATEC|CSL Pedals Load Cell Kit レビューと考察

CSL Pedals Load Cell Kit

https://fanatec.com/ja-jp/accessories/pedal-accessories/csl-pedals-load-cell-kit
CSL Pedals Load Cell Kit:¥18,900
送料:¥451
合計金額:¥19,351

・荷重が重すぎる?

重い、硬すぎて踏めない、などのレビューが散見されていて購入を躊躇していた。
実際に踏んでみるとたしかに踏みしろは、ほとんどない。
手で押しただけでは全く動いていないんじゃあないかってぐらい動かない。
でもロードセルブレーキって圧力を検知するものなので踏みしろって実はあまり重要じゃないのかもしれない。
そもそもロードセルブレーキって、そういうものだし。

ブレーキ圧が調整できるので、硬すぎてフルブレーキできないということはない。
弱めに調整すれば、ある程度の踏み込みでフルブレーすることも可能だ。
自分好みのブレーキ圧に細かく調整できるのも良いポイント。

重すぎるって感じる人は自分にあったブレーキ圧に調整できていないか、プレイする環境(ハンコンスタンド、コックピット)が適切じゃないかもしれない。
ブレーキを踏む力がそれなりに必要なので、ブレーキを踏んでもしっかりと体を受け止めてくれる筐体環境が必要なのかもしれない。

・初期挙動


初期の挙動は少し遊びがあった方がいいのかもしれない。
新しく発売された「CSL Elite Pedals V2」のロードセルブレーキには一部にスプリングが使われている。
好みでゴムをスプリングに変えてみてもいいかもしれない。

ゴムの一部をバネに変えてみる

市販のバネを購入してゴムの一部を変えると硬すぎるという問題を解消することができる。
ゴムを2個外してスプリングを1つ追加するのが一般的。

ゴムを2つ外した時に合うスプリングのサイズは、以下の通り。
外径:20mm
自由長:25mm(スプリングの長さ)

ばね定数は、50N/mmぐらいがおすすめ。
※ばね定数は数値が大きくなるほど抵抗が強くなる。
50N/mmより小さいとフニャフニャ感があってコントロールしにくくなる。


東京発条 強力バネ 軽小荷重 TL20×25
ばね定数:53.44N/mm


取り付け位置は「CSL Elite Pedals V2」と同じようにペダル側に付けるのがおすすめ。
初期のタッチが柔らかくなる。

バネに変えたらキャリブレーションを調整しておく。

・ブレーキ圧は調整可能

ブレーキフォース(ブレーキ圧の強さ)は「Fanatec Tuning Menu」で手軽に変更できる。
「GRAN TURISMO DD PRO」のステアリングやディスプレイが付いた他のステアリングがあればPCなしでも調整が可能。
PCアプリの「Fanatec Control Panel」でも調整可能。

・ブレーキフォース(BRF)数値

はじめは、ブレーキフォース(BRF)を50~60ぐらいで試してみるのがベター。
100だと硬すぎてコントロールしづらいしフルブレーキングがとても困難になる。
高くても80が限度かもしれない。
プレイしながら自分がフルブレーキだと感じる圧で踏んでみて、全くフルブレーキ状態になってない場合は数値を下げて、ロック状態になる場合は数値を上げて少しずつ調整していくといい塩梅の踏み加減になる。

・ブレーキフィーリング

ブレーキを感覚的に踏むことができる。
慣れたら標準ブレーキより、こちらの方がコントロールしやすい。
ブレーキの強さを圧力で制御するか、踏む角度で制御するか、好みによってこのロードセルブレーキの評価が変わるかもしれない。

・ヒール・アンド・トゥ

ヒール・アンド・トゥは、標準のCLSペダルと比べると格段にしやすくなった。
圧力でしっかりとブレーキングを保持できて自然に出来るようになる。

・ブレーキMODと比較

オークションやフリマで売っているような中途半端なブレーキMODを買うよりは、初めから「Load Cell Kit」を買った方がおすすめ。
ブレーキMODを実際に買って使ってみた感想としては、悪くはないけど・・・って感じだった。
フルブレーキすると金属の棒とプレートが干渉してギコギコ音がなって動作がカクカクして不快だった。
MODはブレーキだけで7,000円ぐらいするので、アクセルやクラッチMODも買い揃えるぐらいなら「ClubSport Pedals V3」買った方が絶対にいい。

https://fanatec.com/ja-jp/clubsport-pedals-v3


ヤフオクで買ったブレーキペダルのMOD
ギコギコ音が気になったので穴を削ってグリスを塗ったらスムーズになった。
悪くはないんだけど、満足度はそんなに高くない。
やっぱり、これを買うぐらいなら初めからロードセルキットを買った方が良かったなあという感想。

ブレーキMODを購入して3ペダルにした場合の合計金額


CSL Pedals:¥10,500
CSL Pedals Clutch Kit:¥5,490
ヤフオク|fanatec ファナテック CSLブレーキ改良キット(重め):¥6,500
合計:¥22,490


CSL Pedals LC:¥26,900
差額:¥4,410
金額を考えても差額が4,400円しかないので3ペダルにするならロードセルキットがおすすめだな。

価格・送料

・バンドル


CSL Pedals:¥10,500
CSL Pedals Load Cell Kit:¥18,900
バンドル割引:¥-2,500
送料:¥1,243
合計金額:¥28,143

・単品で注文した場合

CSL Pedals Load Cell Kit


¥18,900
送料:¥451
合計金額:¥19,351

CSL Pedals


¥10,500
送料:¥396
合計金額:¥10,896

CSL Pedals Load Cell Kit + CSL Pedals


¥29,400
送料:¥847
合計金額:¥30,247
バンドルとの差額:¥2,104

ClubSport Pedals V3 inverted との比較


ブラックフライデーセールで安くなっていたのでV3ペダルに変えてみた。
ブレーキのストロークはしっかりとあるし、重さやストロークも調整可能。
CSLロードセルキットも悪くなかったけど、やっぱりストロークがあった方がコントロールしやすいなあという印象を受けた。

結論的にはロードセルキットにバネ交換が一番満足度が高いし、費用対効果がいいと思う。